Amazonは2017年2月22日(水)に新型「Fire TV Stick」を2017年4月6日(木)に日本で発売すると発表しました。今回は、既に予約が開始されているFire TV Stickの新型と旧型の違いについて紹介します。
Fire TV Stickの新型が日本でついに発売
Fire TV StickとはテレビやモニターなどのHDMI端子に本体を接続するだけで、Amazonプライムビデオ、Hulu、dTVなどで配信している映画やテレビ番組の動画をテレビの大画面で見ることができるメディアストリーミング端末です。
米国では2016年10月にFire TV Stickの新型を発売していて、日本でもFire TVシリーズの品薄が続いたことにより、そろそろ新型が日本でも発売されると噂になっていました。
その噂通りにAmazonは2017年2月22日(水)に音声認識リモコンが標準で付属している新型「Fire TV Stick」を日本で2017年4月6日(木)に販売することを発表しました。価格は4,980円(税込)3,980円(税込)で、予約の受付は既に開始されています。
Fire TV StickはAmazonデバイスの中でも人気商品なので、発売日に欲しいという方は早めに予約しておくことオススメします!
【追記】2019年1月にFire TV Stickの価格は4,980円から3,980円に値下げされました。
公式サイト:Fire TV Stick
新型と旧型を違いは?
Fire TV Stickの新型と旧型の違いが気になると思うので、詳しく紹介していきます。
価格
2015年10月28日に発売した旧型には「Fire TV Stick スタンダードリモコン付属」と「Fire TV Stick 音声認識リモコン付属」の2つのモデルが販売されていました(リモコンの違いは音声検索できるかできないかの違いです)。
しかし、2017年4月6日に発売する新型は音声認識リモコンが標準で付属している「Fire TV Stick」のみの販売となります。
価格は旧型のFire TV Stick スタンダードリモコン付属が4,980円(税込)で、Fire TV Stick 音声認識リモコン付属は6,480円(税込)でした。新型では音声認識リモコン付属で4,980円(税込)3,980円(税込)なので、旧型から2,500円値下げしたことになります。
性能(スペック)
Fire TV Stickの新型はCPUは「MediaTek 1.3GHz」を搭載して、デュアルコア(2コア)からクアッドコア(4コア)に強化されています。旧型では操作が遅くなったり・止まる場面がいくつかありましたが、新型はCPU性能が上がったことで快適に操作できそうです。
さらに、Wi-FI(無線通信)は高速通信を可能にする「IEEE 802.11ac」に対応したので、動画のストリーミングが早くなります。動画のストリーミングが早くなることで、動画の画質が悪くなったり、途中で止まることなく、快適に最後まで見ることができます。
他にも新型ではイヤホン、マウス、キーボードなどを接続する「Bluetooth 4.1」が搭載されています。ただし、旧型よりもサイズや重量が大きくなっていますが、自宅で利用することがほとんどなので気にするポイントではないでしょう。
機能
Fire TV Stickの新型と旧型の機能はほとんど変わりません。Fire TV Stickには視聴履歴に基づいて、事前に動画の読み込みを開始する「ASAP機能(Advanced Streaming and Prediction)」があるので、Amazonプライムビデオの映画やテレビ番組がスムーズに再生できます。
他にも4,000種類以上あるアプリをダウンロードすることで、HuluやdTVなどの動画配信サービスで配信している動画を視聴したり、ゲームで遊んだり、音楽も聴くことができます。
ただ、新型と旧型ではメニュー画面が違うかもしれません。Amazon Fire TVではソフトウェアアップデートでメニュー画面が新しくなりましたが、旧型のFire TV Stickはそのままです。新型のFire TV StickではAmazon Fire TVと同じ新しいメニュー画面になるかもしれません。
音声検索
新型「Fire TV Stick」は注目の新機能として、音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」に対応しています。AlexaとはiPhoneやiPadでお馴染みの「Siri」と同じで、音声で動画を操作したり、コンテンツを検索することができます。
しかし、日本では音声アシスタント「Alexa」は残念ながら使えません。前々から日本で発売していた「Amazon Fire TV」でも使えるのですが、Alexaが日本語に対応していないから使えないだけです。
現状はAmazonプライムビデオ、Amazonビデオ、アプリ・ゲームを音声検索ができるぐらいで、YouTubeやHuluなどの他のアプリは検索できません。つまり、Fire TV Stickの音声検索は新型と旧型で違いはほとんどないです。
解像度
新型「Fire TV Stick」は残念ながら超高画質「4K」には対応していません。Fire TV Stickの新型は最大解像度が1080p(フルHD画質) 60fpsなので、旧型と違いはありません。4K映像を楽しむなら上位機種の「Amazon Fire TV」を購入するしかなさそうです。
仕様
製品 | Fire TV Stick(2017)・新型 | Fire TV Stick(2015)・旧型 |
価格 | 4980円(税込) | 4980円(税込)/ 6,480円(税込) |
CPU | MediaTek 1.3GHz クアッドコア | Broadcom Capri 28155 1GHz デュアルコア |
GPU | Mali450 MP4 | VideoCore4 |
メモリ | 1GB | 1GB |
ストレージ | 8GB | 8GB |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac (MIMO) | 802.11a/b/g/n (MIMO) |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 3.0 |
解像度 | 最大1080p 60fps(フルHD) | 最大1080p 60fps(フルHD) |
サイズ | 85.9mm x 30.0mm x 12.6mm | 84.9mm x 25.0mm x 11.5mm |
重量 | 32.0g | 25.1g |
付属リモコン | 音声認識リモコン | スタンダードリモコン/音声認識リモコン |
セールやキャンペーンはあるの?
Fire TV Stick(旧型)が日本で発売したときはセールやキャンペーンが実施されました。新型でも発売記念としてセールやキャンペーンを実施すると思っていましたが、予約開始した現時点でなにも実施されていません…。
Fire TVシリーズはFireタブレットやKindleのようにAmazonプライム会員の割引もないので、お得に購入するにはAmazonでセールやキャンペーンを実施するまで待つしかなさそうです。
まとめ
- Fire TV Stickの新型が2017年4月6日(木)に日本でついに発売!
- 価格は4,980円(税込)で予約はAmazonで既に始まっている
- Fire TV Stickの新型は標準で音声認識リモコンが付属している
- 新型はCPUがクアッドコアになり、Wi-FiもIEEE 802.11acに対応
- 機能や音声検索は旧型とほとんど変わらない
- 米国では使用できる音声アシスタント「Alexa」は日本では使えない
- 最大解像度は1080p(フルHD)で、2160p(4K)には対応していない
- 発売記念のセールやキャンペーンは実施されない
公式サイト:Fire TV Stick