Amazon Dash Buttonはボタンを押すだけで、食品、飲料、日用品をすぐに注文できるデバイスです。今回は、初心者でもわかりやすいように「Amazon Dash Button」の使い方・評判をまとめてみました。
公式サイト:Amazon Dash Button
Amazon Dash Buttonとは?
Amazon Dash Buttonはボタンを1回押すだけで、食品、飲料、洗剤、シャンプーなどの商品をすぐ注文できます。
本体にバッテリーが内蔵されていて、無線接続することで、注文をAmazonに送信します。邪魔なコードなどは一切ないので、どこでも手軽に設置できるのがポイントです。
冷蔵庫、トイレ、洗濯機などに設置することで、食品・飲料や日用品の在庫がなくなりそうになったら、Amazon Dash Buttonですぐ注文できます。これにより、商品を買い忘れる心配もなくなり、買いに行く手間もありません。
価格
Amazon Dash Buttonの価格は500円(税込)でかなり手軽に購入することができます。
価格が安いだけではなく、ボタンを通じた初回注文時に注文金額から500円割引されるので、Amazon Dash Buttonは実質無料ということになります。
実質無料なことだけあって、発売当時はかなり人気で、発送までに6週間〜8週間ぐらい掛かりました。現在はだいぶ落ち着いて、すぐ発送できるようです。
関連記事 Amazon Dash Buttonの価格と購入するには?
ラインナップ
Amazon Dash Buttonのラインナップは42種類で、注文できる商品数は約700種類となっています。カテゴリーごとにAmazon Dash Buttonで発売されているブランドを以下の表にまとめたので、参考にして下さい。
カテゴリー | ブランド名 |
日用品 | エリエール、アタック、ジョイ、トップ スーパーナノックス、 キュキュット、ソフラン、消臭力、アリエール、ファブリーズ、 フィニッシュ、ハミング、レノア |
ドラックストア | リステリン、ジレット、システマ、シック ハイドロ、エージーデオ24、 ブラウン、シーブリーズ、オーラルB、ライフリー |
ビューティー | ラックス、UNO、TSUBAKI、専科、マシェリ、パンテーン、h&s |
ペット用品 | ピュリナ ワン、シーバ |
食品・飲料 | サントリー天然水、ウィルキンソン、フレグラ、evian、オールフリー、 ネスカフェ、Happy Belly、パーフェクトフリー、毎日一杯の青汁、 プレミアムレッド、カテキン緑茶 |
ベビー | ムーニー |
洗剤はアタック、アリエール、ジョイ、キュキュットなどの定番商品が揃っていますが、食品はフレグラのみで、ベビーもムーニーしかないので、ラインナップが充実しているとはまだいえません。今後、Amazon Dash Buttonのラインナップが増えていくことに期待したいです。
関連記事 Amazon Dash Buttonのラインナップと注文できる商品を確認する方法
Amazonプライム会員の登録は必須?
Amazon Dash Buttonは商品ページには「この商品はプライム会員専用です。」の記載があり、購入するには年会費3,900円(税込)のAmazonプライム会員に登録する必要があります。
残念ながらプライム非会員はAmazon Dash Buttonを購入することはできません。プライム会員には30日間の無料体験ができるので、そちらを利用して購入することもできます。
ただ、無料体験の30日を過ぎるとプライム特典の送料無料がなくなるので、Amazon Dash Buttonで商品を注文する度に350円の送料が掛かります。(注文金額が2,000円以下のときに送料が掛かります)。
結論として、Amazon Dash Buttonを使用するのにAmazonプライム会員の登録は必須といえるでしょう。
公式サイト:Amazonプライム会員
関連記事 Amazon Dash Buttonはプライム会員でなくても使えるの?
必要なもの
Amazon Dash ButtonはWi-Fiに接続して、注文をAmazonに送信するので、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が必要になります。
さらに、Amazon Dash Buttonをセットアップ(初期設定)するのに、iOS端末(iPhone・iPad)もしくはAndroidスマホ・タブレットが必要になります(OSのバージョンはiOS 8.3以上で、Android 4.1以上のとなります)。
必要なものは「無線LANルーター」と「スマホ・タブレット」のみなので、既にお持ちの方が多いと思います。
関連記事 Amazon Dash Buttonを使用するのに必要なものは?
セットアップ
セットアップはAmazonショッピングアプリから無線LANルーターのパスワード入力や注文する商品の設定をするだけで簡単にできます。
Amazon Dash Buttonをセットアップする方法は下の記事で詳しく説明しているので、そちらを参考にして下さい。
関連記事 Amazon Dash Buttonをセットアップする方法
商品を注文する方法
Amazon Dash Buttonで商品を注文するには、本体のボタンを1回押すだけです。この時にボタンを長押しすると設定モードになってしまうので、軽く押すだけで大丈夫です。
注文の送信に成功すると本体中央のランプ(インジケータ)が5秒間緑色で点灯します。Wi-Fiに接続されていないなどの理由で注文の送信に失敗すると、ランプが5秒間赤色で点灯します。
商品をキャンセルする方法
Amazon Dash Buttonで商品を注文すると、スマホ・タブレットの「Amazonショッピングアプリ」から通知が届きます(Dash Buttonの通知設定をオンにしておく必要があります)。
この通知をタップすると注文内容を表示することができるので、その中から「商品をキャンセル」をタップします。
キャンセルの理由(オプション)から該当する項目を選択して、最後に「チェックした商品をキャンセル」をタップするだけで、商品のキャンセルは完了です。
Amazon Dash Buttonの注文内容は通知以外にも「注文履歴」から確認することができます。
もし、Amazonショッピングアプリの通知をオンにしていなかったら、こちらから注文内容を表示して、商品をキャンセルすることができます。
関連記事 Amazon Dash Buttonで注文する方法と商品をキャンセルする方法
返品することはできるの?
Amazon Dash Buttonを使用していて、気づかないうちにボタンを押してしまったり、子供が勝手にボタンを押してしまって、知らないうちに商品が届いていたということも十分ありえます。そんな時に注文した商品を返品することができるのでしょうか?
Amazonヘルプに記載されていますが、Amazon Dash Buttonを使用して購入した商品は返品することが可能です。Amazonカスタマーサービスにお問い合わせして、Amazon Dash Buttonを使用して注文したことを伝えれば、返送料も無料で返品することができます。
電池は交換はできるの?
Amazon Dash Buttonは電源にアルカリ乾電池が使われていますが、本体は電池を交換できるようなフタやネジが見当たりません。
本体は電池を交換できる仕様ではなく、価格が実質無料ということから基本的には使い捨てになります。他にもAmazon Dash Buttonの電池が切れた時にAmazonカスタマーサービスに連絡してもらえれば、本体を交換することも可能だそうです。
Amazon Dash Buttonの電池は約1000回ボタンを押すことができて、Amazonによると数年間は電池が持つそうです。
関連記事 Amazon Dash Buttonのバッテリーは交換できるの?どれぐらい持つの?
メリット・デメリット
【Amazon Dash Buttonのメリット】
・ボタンを押すだけで、すぐに商品を注文できる
・Amazon Dash Buttonの価格は実質無料!
・デザインも良く、邪魔なコードも一切ないので、どこにでも設置できる
・商品のキャンセルが簡単で、返品も無料ですることができる
・ボタン1つに1つの商品しか設定することができない
・Amazon Dash Buttonのラインナップはまだまだ少ない
・使用するには年会費3,900円(税込)のAmazonプライム会員が必須
Amazon Dash Buttonを使用するメリット・デメリットを箇条書きで簡潔に紹介しました。詳しく知りたい方は下の記事で紹介しているので、そちらを参考にして下さい。
関連記事 Amazon Dash Buttonを導入するメリット・デメリット
評判と評価
Amazon Dash Buttonの製品ページにはレビューの項目がないので、ネットの評判・評価をまとめて紹介します。
ネットの評判・評価として一番多かったのが、ボタンを押すだけですぐ商品を注文できることです。Amazon Dash Buttonはアマゾンの「1-Click注文」が現実の物理ボタンになった感じで、今までにない購入体験をすることができます。
これはAmazonが想定している使い方ではありませんが、Amazon Dash Buttonを改造・ハックして電化製品のリモコンにしたり、ピザやビールを注文できるようにして活用している方もいるみたいです。
→Amazon Dash Buttonをハックしてワンプッシュで宅配ピザを注文したりコーヒーを淹れたりタクシーを呼んだりする改造例まとめ – GIGAZINE
日本でもプログラマ向けの情報共有サービス「Qiita」に活用方法が色々と投稿されています。
他にネットの評判・評価で多かったのが、Amazon Dash Buttonで注文する際に商品の価格がわからないことです。ボタンを押せば通知で商品の価格がわかりますが、ボタンを押す前に価格を知ることができません。
スマホ・タブレットで確認すればいいのですが、それではAmazon Dash Buttonで購入する意味がなくなってしまいます。購入できる商品の価格もスーパーマーケットやドラッグストアなどと比べると、決してお得とはいえません。
Amazon Dash Buttonにはこのように良い点・悪い点がありますが、買い忘れや買いに行く手間も省けるので時間短縮にも繋がります。なにより、Amazon Dash Buttonの価格は実質無料なので、お気に入りの商品で一度試してみると良いでしょう。
公式サイト:Amazon Dash Button