Amazonが販売する「Fireタブレット」はコスパ最高のタブレット端末として人気の商品です。今回は、Fireタブレットの使い方・評判を初心者でもわかるようにまとめたので、使用するときや購入するときの参考にして下さい。
Fireタブレットとは?
Fireタブレットとは大手通販のAmazon.co.jpが販売するタブレット端末です。
iOS・Androidを搭載したスマホやタブレットと同じで、FireタブレットもAmazonアプリストアからアプリをダウンロードすることで、様々なサービス・機能を利用できます。
OSにはAmazonが独自開発した「Fire OS」を導入していて、Amazonプライムビデオ、Prime Music、Kindle本などのAmazonサービスを快適に利用できるようになっています。
Fire タブレットには「Fire 7」、「Fire HD 8」、「Fire HD 10」の3機種があって、価格、画面サイズ、スペックがそれぞれ異なりますが、いずれもコストパフォーマンスが高い端末としてAmazonで人気の商品です。
価格
Amazonは「Fire 7」、「Fire HD 8」、「Fire HD 10」の3機種を販売していて、価格はストレージ容量によって異なります。
Fireタブレットシリーズの通常価格は以下の表にまとめておきます。
端末名 | ストレージ容量 | 通常価格 |
Fire 7(第7世代) | 8GBモデル | 8,980円(税込) |
16GBモデル | 10,980円(税込) | |
Fire HD 8(第7世代) | 16GBモデル | 11,980円(税込) |
32GBモデル | 13,980円(税込) | |
Fire HD 10(第7世代) | 32GBモデル | 18,980円(税込) |
64GBモデル | 22,980円(税込) |
正直、価格はそこまで安いわけではありませんが、Amazonの有料サービス「Amazonプライム会員」ならFire 7、Fire HD 8、Fire HD 10が4,000円OFFになります。
端末名 | ストレージ容量 | 割引価格 |
Fire 7(第7世代) | 8GBモデル | 4,980円(税込) |
16GBモデル | 6,980円(税込) | |
Fire HD 8(第7世代) | 16GBモデル | 7,980円(税込) |
32GBモデル | 9,980円(税込) | |
Fire HD 10(第7世代) | 32GBモデル | 14,980円(税込) |
64GBモデル | 18,980円(税込) |
通常価格よりもかなり安くなったと思います。Amazonプライム会員は月額400円(税込)の「月間プラン」と年会費3,900円(税込)の「年間プラン」があるので、Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 10を購入するときだけ「月間プラン」に登録した方が絶対にお得です!
公式サイト:Amazonプライム会員
Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 10を4,000円OFFで購入するには、Amazonプライム会員限定の割引クーポンを使用する必要があります(Amazonプライム会員の無料体験は対象外です)。詳しくは下の記事を参考にして下さい。
機能
Fireタブレットの使い道をイメージしてもらうために具体的な機能を紹介します。
動画視聴
Fireタブレットは「Amazonプライムビデオ」や「Amazonビデオ」から動画視聴できます。
Amazonプライムビデオは月額400円もしくは年会費3,900円の「Amazonプライム会員」に登録することで、約30,000本以上の映画、ドラマ、アニメなどが見放題になります。
Amazonビデオはプライムビデオでは見られない新作映画や見逃したTV番組などを1本ずつレンタルして見れます。もちろん、DVDレンタルのように返却する手間や延滞金はありません。
他にもHulu、Netflix、DAZNなどの動画配信サービスに対応しているので、Fireタブレットは動画視聴のサブ機としてオススメです。
公式サイト:Amazonプライムビデオ
音楽鑑賞
Fireタブレットは「Prime Music」や「デジタルミュージックストア」から音楽を聴けます。
Prime Musicはプライム会員向けのサービスで、J-POP、洋楽、クラシックなどの100万曲以上の楽曲がすべて聴き放題になります。
デジタルミュージックストアは2,500万曲以上からお気に入りの楽曲を購入することで、Fireタブレットからいつでも聴けます。
他にもSpotify、TuneIn Radio、Sound Cloudなどから音楽を聴けるので、Fireタブレットは音楽鑑賞にも最適なデバイスです。
公式サイト:Prime Music
読書
漫画、書籍、雑誌などの電子書籍を購入するときに、多くの方が利用しているのがAmazonの「Kindleストア」だと思います。
Kindle本を読むなら電子書籍リーダー「Kindle」の方が目が疲れくく、バッテリーも長持ちですが、Fireタブレットにも強みがあります。
Kindleは電子ペーパーの性質上、白黒でしか表示できません。しかし、Fireタブレットはカラー表示できて、画面の拡大・縮小も快適なので、漫画や雑誌を読むのに最適です。
さらに、Fireタブレットの「Blue Shade機能」により、睡眠に影響のあるブルーライトを抑制できるので、夜の読書にも最適です。
公式サイト:Kindleストア
アプリ・ゲーム
Fireタブレットは「Amazonアプリストア」からアプリやゲームをダウンロードすることで、様々な機能を利用できます。
Twitter・Facebook・InstagramのSNSをしたり、Yahoo! JAPANでニュースや天気を確認したり、radiko.jpでラジオも聴けます。
ゲームはパズドラ、モンスト、白猫プロジェクトなどのソーシャルゲームからドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、マインクラフトなどの本格的なゲームまで遊べます。
ただし、Google PlayやApp Storeと比較して、Amazonアプリストアはアプリの対応数が少ないので注意して下さい。
公式サイト:Androidアプリストア
写真・動画撮影
Fireタブレットは前面と背面にカメラがあるので、写真撮影や動画撮影ができます。
ただし、最近のスマートフォンと比較して、Fireタブレットのカメラ性能は良くないので、撮影した写真や動画は画質の悪さが目立つと思います。
Fireタブレットのカメラはあくまで「おまけ」と思って、画像メモやビデオ通話などに割り切って使った方がいいかもしれません。
ちなみに、Fireタブレットで撮影した写真は、Amazon Cloudに無料で無制限に保存できるメリットがあります(スクリーンショットやブラウザから保存した画像は対象外です)。
設定
Fireタブレットは最初からAmazonアカウントと紐づけされているので、初期設定も簡単です。
初期設定は言語設定、Wi-Fi 設定、Fireのオプション(位置情報サービスの有効や写真・ビデオの自動保存など)、ソーシャルネットワーキングの接続だけです。あとはスタートアップガイドを確認するだけで、Fireタブレットを自由に使えます。
Fireタブレットの初期設定やその他設定は下の記事で紹介しているので、困ったときはそちらを参考にして下さい。
- Fireタブレットの初期設定する方法
- Fireタブレットの端末名を変更する方法
- Fireタブレットのロック画面をPIN・パスワードで保護する方法
- Fireタブレットのロック画面に表示される広告を削除する方法
- Fireタブレットを購入したらすぐに設定するべき4つの項目
- Fireタブレットから通知の確認と設定する方法
- Fireタブレットの壁紙を変更する方法
- Fireタブレットを最新バーションにアップデートする方法
- Fireタブレットをバックアップ&復元する方法
- Fireタブレットを初期化(リセット)する方法
使い方
FireタブレットはAmazonプライムビデオ、Prime Music、Kindle本などのAmazonサービスを快適に利用できます。
他にもSilkブラウザでネットサーフィンしたり、Bluetooth機器を接続したり、Amazonアプリストアから様々なアプリやゲームをダウンロードできます。
Fireタブレットの使い方は過去記事で詳しく紹介しているので、そちらを参考にして下さい。
- FireタブレットからAmazonプライムビデオを視聴する方法
- Fireタブレットの「Kindleアプリ」でマンガ・本を購入・読書する方法
- FireタブレットからAmazon Driveにファイルをアップロード・ダウンロードする方法
- Fireタブレットにアプリをインストール・アンインストールする方法
- Fireタブレットのウェブブラウザ「Silk」の使い方・操作方法
- Fireタブレットの「写真アプリ」で画像を加工・編集する方法
- FireタブレットからAmazonにお問い合わせする方法
- FireタブレットにGooglePlayアプリをインストールする方法
- Fireタブレットのカメラで写真・動画を撮影する方法
- FireタブレットにBluetooth機器を接続する方法
- FireタブレットでSDカードを使用する方法
- Fireタブレットのストレージ容量を確認する方法
- Fireタブレットでスクリーンショットを撮る方法
機能制限
Fireタブレットは大人だけではなく、子供も安心して使えるように、かなり細かく機能制限ができます。
機能制限はAmazonコンテンツの制限、ビデオ再生・Wi-Fi・位置情報サービスのパスワードによる保護、Amazonストアの制限、アイテムの購入をパスワードで保護、ソーシャルネットワークの制限、使用制限時間の設定、アプリ内課金の制限ができます。
さらに、Fireタブレットの利用履歴を監視できる「アクティビティセンター」もあります。子供が不適切なサイトやコンテンツを見ていないか?ゲームばかりしていないか?などをを監視できるので、大人も安心してFireタブレットを子供に利用させることができます。
比較
Amazon Fireタブレットには「Fire 7」、「Fire HD 8」、「Fire HD 10」がありますが、価格が違うのはもちろん、画面サイズやスペックに違いがあります。
Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 10をそれぞれ比較した記事は下にまとめておくので、購入するときの参考にして下さい。
- Fire 7 タブレットとFire HD 8を比較!どっちを購入すればいいの?
- Fire 7 タブレットと旧型を比較!価格や仕様の変更点は?
- Fire HD 8 タブレットと旧型を比較!価格や仕様の変更点は?
- Amazon「Fire HD 10」のスペック・仕様を徹底解説!
どれを購入すればいいの?
Fireタブレットシリーズは3機種あるので、どれを購入すればいいのかわからないですよね?そこで、Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 10はどんな人にオススメなのか紹介します。
Fire 7
Fire 7の価格は8,980円(税込)ですが、プライム会員なら4,980円(税込)で購入できるので、とにかく安いタブレットを探している方にオススメです。他にも機能制限を細かく設定できるので、子供が使用するタブレットとしてもオススメです。
ちなみに、Fire 7はiPad mini 4の約2倍の耐久性なので、子供が多少乱暴に扱っても壊れにくく、壊れたとしても価格が安いのでダメージは少ないです。
Fire HD 8
Fire 7のディスプレイは「SD画質」ですが、Fire HD 8のディスプレイは「HD画質」に対応しています。HD画質に対応しているので、動画を高画質で見れて、本・漫画も快適に読めます。
さらに、Dolby Atmos対応のデュアルステレオスピーカーを搭載しているので、高音質で音楽を聴けます。
Fireタブレットシリーズの中で一押しのデバイスで、動画視聴、音楽鑑賞、読書のサブ機を探している方にオススメなデバイスです!
Fire HD 10
Fire HD 10(第5世代)は価格が高く、プライム会員限定の4,000円引きクーポンも使えなかったので、今まではオススメしにくいタブレットでした。
しかし、新型「Fire HD 10(第7世代)」では価格が最大14,000円値下げされて、プライム会員限定の4,000円引きクーポンも使えるので、Fire 7とFire HD 8に負けないほどのコスパが高いタブレットになってます。
Fire HD 10のメリットはなんといっても大画面の10.1インチ フルHDディスプレイが搭載されていることです。
ディスプレイ解像度がHD画質よりも高画質な「フルHD画質」に対応しているので、大画面で迫力ある映像を楽しみたい方や漫画・雑誌を見開きページで読みたい方にオススメです!
必要なもの・便利なもの
Fireタブレットに必要なものは、インターネットに接続するための「プロバイダ契約」と無線接続するための「Wi-Fiルーター(無線LANルーター)」ぐらいです。
他にも保護フィルム、カバー、microSDカードがあると便利です。保護フィルムとカバーは落下やぶつけたときの衝撃から本体や液晶画面を守ってくれて、microSDカードは外部ストレージ容量を最大256GBまで拡張できます(Fire HD 10は最大200GBまで)。
- Fireタブレットに必要なもの・便利なものをまとめて紹介
- Fireタブレット対応!より便利に使えるアクセサリまとめ
- Fire 7 タブレットにオススメのカバーまとめ【2017モデル/第7世代】
- Fire HD 8にオススメのカバーまとめ【2017モデル/第7世代】
延長保証は必要?
Fireタブレットシリーズは初めから「90日間限定保証」があるので、通常の使用で故障または不具合が起きた場合は、端末の修理・交換や購入代金の一部または全額返金されます。
90日間は意外と短いので、子供に使わせる方や外出中に利用する方は「事故保証プラン(延長保証)」に入っておくと安心です。
事故保証プランはFireタブレットの保証期間を1年、2年、3年と延長できて、通常使用での自然故障に加えて、落下による画面のひび割れや水濡れによる故障も対象です。(落下や水濡れなどの偶然の故障は保証期間中に1回限り対象)。
価格はデバイスや延長期間によって異なり、保証対象商品の購入から30日以内なら申し込むことができます。注意点として、事故保証プランはFire 7用、Fire HD 8用、Fire HD 10用に別れているので、間違って申し込まないようにしましょう。
Amazonプライム会員の登録は必要?
Fireタブレットを使用するのにAmazonプライム会員の登録が必要と勘違いされる方がたまにいますが、必須というわけではありません。
Amazonプライム会員にならなくても、機能が制限されることもなく、Fireタブレットを使用できます。
ただし、FireタブレットはAmazonプライムビデオ、Prime Music、Kindleオーナー ライブラリーなどの「プライム特典」を快適に利用できるようになっているので、プライム会員に登録しているとなにかと便利なのは確かです。
プライム特典はここでは紹介しきれないほどあるので、詳しく知りたい方は「入らなきゃ損!?Amazonプライム会員の特典まとめ」を参考にして下さい。
公式サイト:Amazonプライム会員
評判・評価
Fire 7とFire HD 8は2017年6月に発売したばかりですが、既にたくさんの方がレビューが投稿されています。カスタムレビューは星5つのうち平均が星4つなので、どっちも高評価です。
Fire HD 10は2年前の2015年9月に発売しましたが、レビュー数はすでにFire 7とFire HD 8に抜かれていて、カスタムレビュの平均は星3.5なので、まずまずの評価です。
Amazonの商品ランキングを見ると、Fire 7よりもFire HD 8の方が人気のようです。Fire HD 10はコスパの悪さが影響しているのか、他の2つと比べてランキングがかなり低いです。
Fireタブレットシリーズの高評価の理由をまとめると以下になります。
- 価格がとにかく安い・コスパが高い
- プライムビデオ、Prime Music、Kindle本のサブ機として最適
- 思ってた以上にサクサク動く
- 子供や両親へのプレゼントにちょうどいい
- 大容量のmicroSDカードに対応している
高評価の理由で一番多いのは、価格が安くて、コストパフォーマンスが高いことです。プライム会員ならFire 7、Fire HD 8、Fire HD 10を4,000円OFFで購入できて、意外とサクサク動くので、コストパフォーマンスが高い端末として評価されています。
もう一つ多かったのが、プライムビデオ、Prime Music、Kindle本などのAmazonサービスを快適に利用できるということです。やはり、Fireタブレットは動画視聴、音楽鑑賞、読書などのサブ機として利用されている方が多いようです。
次に、Fireタブレットシリーズの低評価の理由は以下になります。
- アプリが少ない・対応していない
- GPS非搭載
- 画質が悪い(Fire 7)
- 重量が重い
低評価の理由で一番多いのはアプリが少ない・対応していないことです。AmazonアプリストアはApp StoreやGoogle Playと比べると、アプリ数が少ないので初めて利用される方はびっくりするかもしれません。
特にLINEやGoogle系アプリ(Gmail、Googleマップ、Chrome等)に対応していないことで、低評価を付けている方が多いです。Fireタブレットシリーズを購入する前に普段利用しているアプリが対応しているか、Amazonで確認することをオススメします。
仕様表・スペック表
端末名 | Fire 7 タブレット(第7世代) | Fire HD 8(第7世代) | Fire HD 10(第7世代) |
ディスプレイ | 7インチ IPSディスプレイ 解像度 1024×600(171ppi) | 8インチ IPSディスプレイ 解像度 1280×720(189ppi) | 10.1インチ IPSディスプレイ 解像度1920×1200(224ppi) |
プロセッサ | 1.3GHz×4 クアッドコア | 1.3GHz×4 クアッドコア | 1.8GHz×2 + 1.4GHz×2 クアッドコア |
メモリ | 1GB | 1.5GB | 2GB |
ストレージ | 8GB/16GB | 16GB/32GB | 32GB/64GB |
カメラ | 2メガピクセル リアカメラ VGA フロントカメラ | 2メガピクセル リアカメラ VGA フロントカメラ | 2メガピクセル リアカメラ VGA フロントカメラ |
オーディオ | モノラルスピーカー | デュアルステレオスピーカー Dolby Atmos | デュアルステレオスピーカー Dolby Atmos |
通信機能 | デュアルバンドWi-Fi IEEE802.11a/b/g/n Bluetooth対応 | デュアルバンドWi-Fi IEEE802.11a/b/g/n Bluetooth対応 | デュアルバンドWi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac Bluetooth対応 |
センサー | アクセロメータ | アクセロメータ 環境光センサー | アクセロメータ 環境光センサー |
バッテリー駆動時間 | 最大8時間 | 最大12時間 | 最大10時間 |
拡張性 | microSDカード(最大256GB) | microSDカード(最大256GB) | microSDカード(最大258GB) |
サイズ | 192 x 115 x 9.6mm | 214 x 128 x 9.7mm | 262 x 159 x 9.8mm |
重量 | 295g | 369g | 500g |